転職してよかったことを全部書く|残業100時間の生活からの変化

残業続きの夜のオフィスと、定時で会社を出てまだ明るい夕空を見上げる会社員の対比。転職してよかったと実感した生活の変化

転職してよかった。
私が最初にそう感じたのは、転職して間もない頃、定時を過ぎて上司から「早く帰りや」と声をかけられた日でした。
会社を出ると空がまだ明るくて、家に着いても日は落ちていませんでした。
定時で帰るなんて、もう何年も経験していませんでしたから。

私はブラック企業に約10年勤めた経験者で、現在は東証プライム上場企業の品質管理部門で働く現役会社員です。
ブラック企業時代のサービス残業は、月平均100時間超。
転職した今は、残業が月10時間以下になりました。

ブラック企業の中にいると、自分の職場がおかしいのか普通なのか、比べる相手がいません。
そこでこの記事では、私の転職前と転職後の生活を、残業、睡眠、お酒、食事、日曜の夜の気持ちまで、数字と事実でお伝えします。
あなたの今の生活と、比べながら読んでみてください。

この記事では、次の5つを順番にお伝えします。

  1. 「転職してよかった」と感じている人の割合
  2. 時間、心と体、お金、人間関係がどう変わったか
  3. 転職して困ったこと
  4. 転職前と転職後を一覧にした比較表
  5. 自分の職場を数字で確かめる方法

それでは、「転職してよかった人は実際にどれくらいいるのか」というデータから確認していきましょう。

目次

「転職してよかった」と感じている人の割合は?満足は53.4%

「転職してよかったか」を直接たずねた調査ではありませんが、近い数字として、転職後の職業生活への満足度を見ていきます。

厚生労働省の「令和2年転職者実態調査」(公表されている中で最新の調査)によると、現在の勤め先での職業生活全体に「満足」「やや満足」と答えた転職者は、合わせて53.4%でした。
「不満」「やや不満」は合わせて11.4%、「どちらでもない」が34.5%です。
満足している人は、不満な人の4倍以上いる計算になります。

調査の内容結果(転職者全体)
職業生活全体の満足度満足53.4%/どちらでもない34.5%/不満足11.4%
労働時間・休日・休暇の満足度満足62.3%/不満足16.3%
賃金の満足度満足46.6%/不満足27.1%
転職による賃金の変化増加39.0%/変わらない20.2%/減少40.1%
転職による労働時間の変化増加26.3%/変わらない33.6%/減少39.3%

表の中で注目してほしいのは、賃金の変化です。
転職で賃金が増えた人は39.0%、減った人は40.1%で、ほぼ同じ割合でした。
それでも、職業生活全体に満足している人は半数を超えています。

賃金が減った人だけを取り出して満足度を集計した数字ではないので、断定はできません。
ただ、転職の満足度は、給料だけで決まっているわけではなさそうです。

統計で分かるのは割合まで。生活の中身までは見えない

統計で分かるのは、割合までです。
残業が何時間減って、平日の夜に何ができるようになったのか。
そうした生活の中身までは、調査の数字からは見えてきません。

「どこの会社に行っても同じ」と言われたことがある人もいるでしょう。
私も転職する前は、半分そう思っていました。
だからこの記事では、私ひとりの実例を、できるだけ細かくお伝えします。
うまくいった話だけでなく、転職して困ったことも後半で紹介します。

【時間】サービス残業が月100時間超から、残業月10時間以下になった

まずこの章では、転職でいちばん大きく変わった「時間」についてお伝えしていきましょう。

転職前:会社に勤怠の記録がないので、自作のExcelで記録していた

ブラック企業時代の会社には、タイムカードがありませんでした。
勤怠は何も管理されておらず、残業はすべてサービス残業です。

定時は8時30分でしたが、8時から朝のミーティングがあるため、7時30分頃には出社していました。
もちろん、その時間に手当は出ません。
退社は21時から22時、遅い日は23時を過ぎました。

私は弁護士に相談するつもりで、Excelで自分用のタイムカードを作り、出社と退社の時刻を毎日記録していました。
サービス残業が月平均100時間超という数字は、体感ではなく、その記録から出した数字です。

本来、労働時間を把握するのは会社の責務です。
厚生労働省の「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン」でも、使用者は原則として、タイムカードやパソコンの使用時間の記録といった客観的な記録などをもとに、始業と終業の時刻を確認することとされています。
会社が記録してくれないなら、自分で記録するしかありませんでした。
パソコンのログで証拠を残す手順は、PCのログ確認方法で画像つきで紹介しています。

転職前:昼休み50分のうち、休めたのは20分だけ

昼休みは50分ありましたが、そのうち30分は仕事をしていました。
残りの10分で昼食をかき込み、最後の10分で昼寝をする。
それが私の毎日の昼休みでした。

15時には10分間の休憩がありました。
ただ、実際に休んでいたのは喫煙者の人たちで、多くの人は休まずに仕事を続けていました。
休日出勤もたまにあり、それもすべて無給でした。

転職後:18時に帰宅し、昼休みの60分はすべて自分の時間

今の職場はフレックス制で、私は8時から17時の勤務にしています。
18時頃には家に着く毎日です。
残業そのものが月10時間以下で、みなし残業の10時間を超えた分は、別に支給されます。

昼休みの60分は、すべて自分の時間です。
休日出勤は基本的にありませんが、もしあれば残業申請か代休申請をします。
「申請してもいい」ではなく、「申請しなければいけない」決まりです。

有給休暇も変わりました。
転職前は社長の承認が必要で、ほとんど取れませんでした。
今は上長の承認で取得でき、自分の仕事の状況を見ながら、いつでも取れます。
「有給休暇は労働者の権利」だと、初めて実感できました。

転職後:時間外にパソコンを触ると「残業申請してください」と言われる

転職して驚いたのは、勤怠がタイムカードとパソコンのログの両方で管理されていたことです。
時間外にパソコンを操作したとき、あとで指摘を受けたことがあります。

怒られたのではありません。
「時間外にパソコンを触る状況なら、残業申請をしてください。急ぎでなければ触らないように」という趣旨の指摘でした。
サービス残業が当たり前だった私には、衝撃でした。

働いた時間は記録され、記録された分は給料になる。
時間外労働の割増賃金を定めた労働基準法 第37条が、そのまま運用されている会社があったのです。
今まさにサービス残業が続いている方は、労働基準監督署とは?で、相談先と動くタイミングを確認してみてください。

【心と体】お酒、睡眠、食事、そして日曜の夜が変わった

時間が戻ってくると、心と体にも変化が出ました。

寝るためのお酒が減り、眠る時間を自分で選べるようになった

転職前は、寝つくために毎日ビールを2缶ほど飲んでいました。
以前はアルコールを飲まなければ寝付けなかったのです。
でも今は週に1〜2回、飲みたくなったときに少し飲む程度です。

睡眠時間は、転職前が5〜6時間、今が6時間ほど。
数字はほとんど変わっていません。
変わったのは眠り方です。
転職前は24時から25時に倒れるように寝ていましたが、今は23時に自分で決めて布団に入り、5時に起きて朝の時間を使っています。

食事も変わりました。
転職前はスーパーの惣菜、コンビニ、買いだめしたカップ麺を、お酒と一緒に食べる毎日でした。
今は妻の手料理を一緒に食べています。

今は結婚して家族がいる、という違いはあります。
ただ、深夜に帰る生活では、食事を整える時間も気力も残っていませんでした。
寝るためのお酒をやめられずにいる方には、自己投資のおすすめ第1位は健康が参考になると思います。
朝の時間をどう使っているかは、朝活のメリットと効果にまとめています。

日曜の夜に、何も感じなくなった

時間の次に大きかった変化は、日曜の夜の気持ちです。
転職前の日曜の夜は、一言でいえば絶望でした。
明日からまた1週間が始まると思うだけで、気持ちが沈んでいく夜。

当時の私は、平日も休日も常にイライラしていました。
責任をなすりつけられないか、仕事を押し付けられないか。
職場ではずっと気を張っていて、その緊張が家に帰っても抜けなかったのです。

今の日曜の夜は、特に何も思いません。
会社に行きたくないとも、行きたいとも思わない。
普通の、落ち着いた気持ちです。
地味に聞こえるかもしれませんが、この「普通」が、私にはとても大きかったのです。

平日の夜に、調子が悪ければ病院に行ける

転職前の平日は、帰宅してシャワーを浴び、食事とお酒を済ませて寝るだけでした。
休日も頭の中は仕事のことばかりで、持ち帰った仕事をするか、1週間分の食料を買いだめするかで終わっていました。

今は平日の夜に、運動や読書をしたり、家族と過ごしたりしています。
調子が悪いときは、仕事帰りに病院へ行くことも可能です。
休日は家族で買い物や映画、旅行に出かけ、月に1回は両親にも会うようにしています。

「病院に行ける」は、当たり前のことに聞こえるでしょう。
でも、転職前の私には、その当たり前の時間は全くありませんでした。

【お金】年収は50万円ほど増えた。でも、よかった理由の中心はお金ではない

次は、お金の話です。
転職の成功というと年収アップが注目されますが、私の場合、大きく変わったのは金額そのものではありませんでした。

年収の増加は50万円ほど。変わったのは「働いた分が給料になる」こと

転職で増えた年収は、50万円ほどです。
何百万円も上がるような転職ではありません。
それでも、生活の満足度は比べものにならないほど上がりました。

理由は、サービス残業がなくなったことです。
今の会社はみなし残業が10時間で、超えた分は別に支給されます。
働いた分が、そのまま給料になる
当たり前のことですが、私はその当たり前がない会社で10年働いていました。

仮に月給が同じだったとしても、働く時間が減れば、1時間あたりの給料は大きく変わります。

1か月の所定労働時間を160時間ほどとして計算すると、転職前の私は月に260時間以上、今は170時間以下しか働いていません。
働く時間がこれだけ減って、年収は今のほうが高いのです。

福利厚生は数が減ったのに、不満はない

転職前の会社は、福利厚生の「数」は多い会社でした。
ただ、手続きの割にメリットが少なかったり、利用の条件が特殊だったり、使うと角が立ったりで、実際に使える制度はほとんどなかった、と私は感じています。

今の会社は、制度の数だけを比べれば減りました。
でも基本給が上がっているので、困ったことはありません。

求人票に福利厚生がたくさん並んでいると、良い会社に見えます。
でも確認したほうがいいのは「数」ではなく、「社員が実際に使っているかどうか」です。
気になる求人がある方は、ブラック企業の特徴と見分け方12選で、求人票のサインを確かめてみてください。

給料が下がる転職でも「転職して良かった」と言えるのか

「給料は下がったけど転職して良かった」という声は、世間でもよく語られます。
私自身は、年収が上がった側です。

そのうえで先ほどの厚生労働省の調査を見ると、転職で賃金が減った人は40.1%いました。
給料が下がる転職は、珍しいことではないのです。
そして私自身、転職で得たものの中心は、お金ではなく時間と心の余裕でした。

ただし、これは生活が成り立つことが前提です。
住宅ローンや家族の生活費がある方は、「年収がいくらまでなら下がっても暮らせるか」を先に計算しておくことをおすすめします。
下がっても大丈夫な金額のラインが決まっていれば、求人を見るときの迷いが減ります。

【人間関係と仕事】トラブルが起きても、犯人探しが始まらない職場だった

工場の梱包現場で、上司が部下の隣に立ち一緒に箱の中を確認している様子。トラブルが起きても犯人探しをしない職場の場面

職場の会話が、愚痴から「どう解決するか」に変わった

転職前の職場では、日常の会話は愚痴や「辞めたい」が中心でした。
今の職場で聞こえてくるのは、クレームをどう減らすか、問題をどう解決するかという話です。
同じ品質管理の仕事でも、交わされる会話の中身がまるで違いました。

ミスやトラブルのあとに、上司が隣に立ってくれる

転職前の職場にはパワハラ気質の空気があり、責任のなすりつけも珍しくありませんでした。
ミスをすると、詰められました。
経営層から執拗に問い詰められることもあり、標的になった人は数ヶ月で辞めていくことが多かった、という印象です。
立場の弱い部署に責任が流れていく構造だったと、今は思います。

今の職場で、海外の仕入れ先で大量の梱包ミスが起きたことがあります。
製品はすでに日本の倉庫に入っていて、一部は店舗へ出荷されたあとでした。
転職前の会社なら、まず「誰のせいか」の追及から始まっていたと思います。

ところが、犯人探しは起きませんでした。
是正処置報告書と製品の手直しを進めたうえで、上司が一緒に現地の工場まで行き、現場で原因を確かめてくれたのです。
それ以降、同じ問題は起きていません。

この違いは、入社前にも確かめられます。
面接の逆質問で「ミスやトラブルが発生した時、職場ではどのように対応されていますか?」と聞いてみてください。
ほかにどんな逆質問ができるかは、逆質問で受かる人と落ちる人の違いに例をのせています。

転職する前は、ブラックな中小企業にいた自分が上場企業でやっていけるのか、不安でした。
実際には、入社から約1年はメンターの先輩が付き、独り立ちするまで仕事の進め方を教えてくれました。
コンプライアンスが厳しく、ハラスメントには処罰の体制があります。
不安に思っていたこととは、逆の環境でした。

仕事は「広く浅く」から「深く」へ。私にはこちらが合っていた

転職前は、本業以外の社内の活動や、他部署の業務まで幅広く担当していました。
今は担当する範囲を深く掘り下げ、専門性を高めていく働き方です。
評価の基準が明確で、行動と実績が評価に返ってきます。

私の性格には、今の働き方が合っていました。
ただ、転職前の幅広い経験が、今の仕事の土台になっているのも事実です。

転職して困ったことも、正直にお伝えします

この章では、転職して困ったことを紹介します。

通勤時間が20〜30分長くなり、満員電車に乗るようになった

通勤時間は、転職前より20〜30分長くなりました。
しかも、以前は自転車通勤でしたが、今は電車通勤です。
満員電車に慣れていなかったので、最初のうちはそれがストレスでした。

今はフレックス勤務を使って早めに出社し、通勤ラッシュを避けています。
家に着く時刻は以前よりずっと早いので、生活への影響は小さくなりました。

前の業界の知識が、ほとんど使えなくなった

私は品質管理の経験を活かしつつ、業界を変えて転職しました。
そのため、前の会社で覚えた業界の知識は、使えないものが多くなりました。
業界の知識と新しい会社のやり方は、一から学び直しです。

一方で、品質管理の考え方や、海外の工場とやり取りしてきた経験は、そのまま使えました。
業界を変えるなら、職種の経験は残す。
そうすれば、学び直すのは業界の知識だけで済みます。
異業種への転職を考えている方は、異業種転職は可能?もあわせて読んでみてください。

組織が大きく、誰に頼めばいいのか分からないことがある

会社の規模が大きくなったので、何かをお願いしたいときに、誰に依頼すればいいのか分からないことがあります。
ルールも多く、すべてを把握するのは簡単ではありません。

今は、先輩に教えてもらった内容を正として動いています。
ただ、それが会社の正式なルールなのか、部署の中だけのローカルルールなのか、判断が難しい場面もあります。

困ったことは今もある。それでも、戻りたいと思ったことはない

もう一つ挙げるなら、先ほど触れた福利厚生の数が減ったことです。

ルールの多さには、今も戸惑うことがあります。
それでも、前の会社に戻りたいと思ったことは一度もありません。

「たまたま良い会社に入れただけでは?」と思った方もいるでしょう。
運の要素があることは否定しません。
ただ、入社前に会社を見極めることで、確率は上げられます。

私自身は在職中に転職エージェントへ登録し、平日の夜と土日を使って転職活動をしました。
転職活動を始めてから2〜3ヶ月ほどで内定を頂くことができました。
入社前に何を確かめればいいかは、転職で後悔する人の特徴で、後悔するパターンと一緒に紹介しています。

転職前と転職後の比較表。あなたの今と比べてみてください

ここまでの内容を、一覧にまとめます。

スクロールできます
転職前(ブラック企業)転職後(現職)
残業月平均100時間超月10時間以下
残業代すべてサービス残業みなし10時間、超えた分は支給
勤怠の記録タイムカードなし(自分のExcelで記録)タイムカードとパソコンのログ
出社7時30分頃(定時は8時30分)8時(フレックス)
退社21〜22時、遅い日は23時過ぎ17時(18時頃に帰宅)
昼休み50分のうち30分は仕事60分すべて自分の時間
休日出勤たまにあり、すべて無給基本なし。あれば残業申請か代休申請
有給休暇ほとんど取れない(社長の承認)いつでも取れる(上長の承認)
睡眠5〜6時間(24〜25時に就寝)6時間(23時に就寝、5時に起床)
お酒毎日ビール2缶ほど(寝つくため)週1〜2回、少し飲む程度
食事惣菜、コンビニ、カップ麺家で手料理(結婚した違いもあるが)
日曜の夜絶望特に何も思わない
平日の夜シャワー、食事とお酒、寝るだけ運動、読書、家族との時間。通院もできる
休日頭の中は仕事。持ち帰り仕事と買いだめ家族で外出や旅行。月1回は両親に会う
ミスのあと詰められる原因と対策を一緒に考える
ハラスメントパワハラ気質の職場ハラスメントは処罰の対象
職場の会話愚痴と「辞めたい」が中心クレーム削減や問題解決の話が中心
年収50万円ほど増加
通勤時間20〜30分長くなった(自転車から電車へ)

この表は、あなたの「今」を確かめるためにあります

表の「転職前」の列と、あなたの今の生活を比べてみてください。
「転職前」に近い行が多いほど、あなたの職場は「普通」から離れている可能性があります。

すべての行が当てはまる必要はありません。
タイムカードがある会社であっても、いくつかの行が「転職前」に近いなら、働き方を見直すきっかけになります。
私が自分の働き方のおかしさをはっきり自覚できたのは、自分でつけた勤怠の記録を見たときでした。
今の会社に見切りをつけるべきか迷っている方は、辞めるべき会社のサイン12選も参考にしてください。

今夜から1週間、自分の勤怠を記録してみる

あなたの職場が普通かどうかは、数字で確かめられます。
出社した時刻、退社した時刻、昼休みに実際に休めた分数。
この3つを、スマホのメモかExcelに1週間だけ記録してみてください。

1週間分を合計すると、自分の働き方が数字になります。
数字になれば、動く理由も、今は動かない理由も、はっきりします。

目安として、1週間の残業が合計20時間を超えていれば、月80時間のペースです。
厚生労働省の脳・心臓疾患の労災認定基準では、時間外労働が2〜6か月の平均で月おおむね80時間を超えると、発症と業務との関連性が強いと評価されます。

会社が記録してくれないなら、自分で記録する。
それが、自分の現在地を知る確実な方法だと思います。

📌 今日できる一歩
今夜、会社を出た時刻をスマホのメモに残してください。
「○月○日 退社 ○時○分」の1行だけで構いません。
それが、1週間の記録の1日目になります。

「転職してよかった」についてよくある質問

Q1. 転職してよかったと思う人の割合はどれくらいですか?

「転職してよかったか」を直接たずねた調査ではありませんが、厚生労働省の「令和2年転職者実態調査」では、現在の勤め先での職業生活全体に満足している転職者は53.4%、不満足は11.4%、どちらでもないが34.5%でした。
ただし、これは転職者全体の数字です。
どんな会社からどんな会社へ移ったかで結果は変わるので、参考の数字として見てください。

Q2. 給料が下がる転職でも「転職してよかった」と思えますか?

給料以外に得たいものがはっきりしていれば、思える可能性は十分にあります。
ただし、生活費や住宅ローンを払える年収の下限を、先に計算しておくことが前提です。

Q3. ブラック企業出身でも、転職先でやっていけますか?

私も転職前に同じ不安を持っていましたが、実際は逆でした。
体制の整った会社ほど、中途入社の人を育てる仕組みも整っている、と私は感じています。

30代や40代の方も含めて、年代を問わず、在職中に準備を進めておけば、焦らずに会社を選べます。
在職中に何から準備するかを知りたい方は、ブラック企業から転職を成功させるを読んでみてください。

Q4. 「転職してよかった」と思えるようになるには、何から始めればいいですか?

まず1週間、自分の勤怠を記録することから始めてみてください。
自分の働き方が数字になれば、動くかどうかを落ち着いて判断できます。
記録を見て動こうと思えたら、転職の流れガイドで、準備から内定までの全体像をつかんでみてください。

まとめ:転職でいちばん変わったのは、年収ではなく時間と心だった

最後に、この記事の要点をまとめます。

  • 転職者のうち、現在の職業生活に満足している人は53.4%、不満足は11.4%(厚生労働省 令和2年転職者実態調査)
  • 私の場合、サービス残業は月平均100時間超から、残業月10時間以下になった
  • 寝るためのお酒が減り、眠る時間を自分で選べるようになり、日曜の夜に何も感じなくなった
  • 年収の増加は50万円ほど。大きく変わったのは、働いた分が給料になるという当たり前
  • 困ったことは、満員電車の通勤、業界知識の学び直し、ルールの多さなど。それでも、前の会社に戻りたいと思ったことはない

ブラック企業の中にいると、自分の職場を比べる相手がいません。
会社は、あなたが働いた時間を記録してくれないかもしれません。
だからこそ、自分で記録して、比べてみてほしいのです。

1週間分の記録がたまったら、この記事の比較表の横に並べてみてください。
その数字を見て「動こう」と思えたなら、それがあなたの次の一歩になります。
一度しかない人生の時間の使い方は、今からでも自分で選び直せます。

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この記事を書いた人

ブラック企業に10年勤務後、転職。製造業の品質管理・調達、台湾駐在・中国出張の経験あり。仕事で消耗しているあなたへ、きれいごとなしの「考え方と行動の地図」を届けます。ブラック企業10年の裏側はnoteに、Xでも毎日情報を発信しています。今日動かなければ、明日は今日の続きです。でも今から動けば人生は変えられます。一緒に始めてみませんか?

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