「ブラック企業で消耗しているあなたに、これ以上苦しんでほしくない。」
そのひと言が、このサイトを作った理由のすべてです。
はじめまして、わたるです
製造業(品質管理・調達)を軸に、約10年働いてきました。
そのうちの数年は、今振り返るとブラックとしか言いようのない環境でした。
台湾への駐在、中国・東南アジアへの出張でのベンダー管理・指導も経験しています。
現在は東証プライム上場の会社で働きながら、この「転職の地図」を運営しています。
きれいごとなしに、自分の経験をそのまま届けます。
朝5時から、夜11時まで
台湾の工場で働いていた時期の話です。
当時の肩書きは「一般従業員」でした。
でも実際にやっていた仕事は、品質管理・生産管理・購買・材料の配達・現場での組み立てと検査・スタッフのメンタルケア・棚卸しの仕組み構築・社内ルールの整備――ざっと挙げるだけでも、工場長クラスの業務量です。
スタッフへの残業指示は私の権限外。
採用条件はほぼ最低賃金で、まともな人材は集まらない。
それでも仕事は終わらない。
結果として、自分が残業してこなすしかない日々が続きました。
朝5時に出社して急ぎの材料を配達し、業者を回って昼ごろ帰社。
現場を確認して、午後は検査・組み立て・不合格品の修正。
そこに不定期で割り込んでくる2〜3時間の会議。
そして気づけば夜11時。
月の残業時間は100時間超。
全額サービス残業。
タイムカードはありませんでした(日本人スタッフには)。
だから自分で手書きの出退勤記録を作り続けました。
誰に見せるわけでもないのに、そうせずにいられなかった。
今思えば、それが自分の正気を保つ方法だったのかもしれません。
「期間限定の駐在だから、今は耐える。そしてこの経験を転職に活かす。」それが唯一の支えでした。
帰国して気づいた、「ここに未来はない」
台湾勤務を終えて帰国したとき、与えられたポジションは係長でした。
入社前には「台湾駐在は出世への最短ルートになる」と言われていました。
でも現実は違った。
同期の営業職は課長兼チームリーダー。
私より後から入った後輩にも、係長になっている人がいる。
台湾であれだけ消耗して、これか、と思いました。
帰国後も、理不尽な光景を繰り返し目にしました。
クレーム対応・技術的な交渉・コスト調整など、本来は営業が担うべき仕事が「営業には難しいから」という理由で品管や購買に回ってくる。
それでも評価されるのは営業で、昇給も昇格も早い。
「ここで頑張り続けても、自分の将来はない。」そう確信したのはこの頃です。
転職活動を始めたら、思わぬ展開になった
「転職活動はノーリスク。条件が合わなければ断ればいい。」
その言葉に背中を押されて、軽い気持ちで転職サイトに登録しました。
書類は真剣に書きました。
するとすぐ、上場企業からオファーが届きました。
話を聞き、応募し、内定が出た。
提示された条件にも満足できたので、承諾しました。
そして退職交渉へ。
希望日の2ヶ月以上前に意思を伝えましたが、社長との面談で言われたのは「嫌なら1日でも早い方がいい、今月の15日付で辞めてくれ」でした。
さらに、会社が負担した社宅の初期費用を返還するよう求められました。
これは労働基準法が禁じている損害賠償請求に当たる可能性のある要求だと、後から調べて知りました。
当時の私は揉めることへの精神的なコストを天秤にかけ、条件を飲むことを選びました。
今でも納得はしていませんが、前に進むための決断だったとも思っています。
ひとつだけ確かなことを言います。
理不尽な職場を辞めるなら、退職交渉は録音しておいてください。
それだけで、後から自分を守る手段になります。
私はそうして自分を守りました。
退職最終日にも一悶着ありました。
あいさつに持参したお菓子に対して怒られるという、想像もしなかった展開でした。
それでも「退職できた」という安堵の方が、はるかに大きかった。
転職後、「タイムカードがある」ことに感動した
東証プライム上場の会社に入社して、最初に感じたことがあります。
タイムカードがある。
笑い話に聞こえるかもしれませんが、本気でそう感じました。
残業は管理されており、月30時間を超えると上司に警告が飛ぶ仕組みになっていると後で知りました。
実際には月10時間も残業することがほぼありません。
入社後1年は経験豊富な先輩が丁寧に教えてくれました。
自分の担当業務に集中できる。
成果を出せば正当に評価される。
「これが普通の会社なんだ。」そう気づいた瞬間でした。
給与は以前より上がり、労働時間は大幅に減りました。
ちゃんと眠れる。
趣味の時間ができた。
家族と過ごす時間が増えた。
当たり前のことが、当たり前にある生活。
ブラック企業を辞めたことへの後悔は、一切ありません。
あなたにも、この景色を見てほしい
ブラック企業に入社したこと自体は後悔していません。
それは当時の自分が選んだことだから。
その経験が、今の仕事でも、このサイトの言葉にも、確実に活きています。
でも、もっと早く動けばよかった、とは思います。
あれほどの時間をブラック企業に捧げなくても、今の生活にもっと早く辿り着けたはずだ、と。
だから今、ブラック企業で苦しんでいるあなたに、同じ思いをしてほしくないのです。
転職は怖い。
でも転職活動はノーリスクです。
提示された条件に満足できなければ断ればいい。
まず動いてみることに、失うものは何もありません。
このサイトでは、ブラック企業の実態・転職の進め方・職場での生存戦略など、実体験をもとにした情報を届けていきます。
あなたが「選ぶ側」に立てるように。
一緒に考えて、一緒に動きましょう。
― わたる